大手ゼネコン情報システムを縁の下で支えるウイング!- DevOps環境の構築で社長賞を受賞-
大成情報システムのご担当からうれしいニュースが飛び込んできました。
―社長賞の受賞おめでとうございます!
大成情報システムさんにて、ウイングが開発支援したIT関連申請、IT運用業務管理が「ローコード開発GeneXusとPaaS を利用したDevOps環境の構築グループ」として社長賞を受賞したそうです。(大成情報システムさんは、スーパーゼネコン大成建設および大成建設グループ全体の企業と社員を最新のICTでサポートしている企業です)
受賞理由は、PaaSとローコード開発を活用して社内システムを構築し、クラウドファーストを見据えたDevOps環境の標準を構築した点が評価されたようです。
ウイングもDevOpsの環境構築は数少ない事例でしたが、顧客と一緒に取り組み、成功できて喜んでいます。
ノウハウの蓄積ができたので、今後もDevOpsを支援していきたいと考えています。
―ところでDevOpsって何でしょうか?
開発を意味する「Development」と、運用を意味する「Operations」を組み合わせた造語で、「デブオプス」と読みます。
アプリの開発チームと運用チームが協力することにより、迅速かつ柔軟なサービス提供を行うための考え方や仕組みをDevOpsと呼ぶんだそうで、厳密な定義はないそうです。
DevOpsのメリットは
①迅速なDeployとDelivery
CI/CDによる自動化を実現するために、設計時点からあと工程(Coding・Test)の効率・効果を上げるための設計を行うことで、DeployとDeliveryの迅速性と効率化を実現します。
②高い信頼性
Agile的(小さく・早く)に開発・実装を進めることにより、①で得た迅速なFeedbackに対しても容易に対応することが可能になり、信頼性が高まります。
③セキュリティ
Agile的に実装されていること、テストが自動化されていることで、新たな脅威への対応も同様に迅速に対処(設計の変更やバグ改修)できるとともに、早期にFeedbackが得られることで、脆弱性や脅威の発見が容易に実現できるようになります。
「こんなにメリットがあるのであれば、DevOpsをどんどんやればいいのでは?」と考えてしまいます。
なぜ、多く拡がっていないのでしょうか。
DevOpsは、開発チームと運用チームが協力しないといけないので、チームの垣根を超えて、お互いの能力や功績を正しく評価し、尊重し合って緊密な連携で進めることが必要になるとのこと。
チームや部署間に壁がある場合、あるいは変化を受け入れにくい風土の場合は、プロジェクトが頓挫する可能性があるということです。
―ウイングメンバーの挑戦
開発支援したウイングメンバー数名が状況を思い起こし、語ってくれました。
「一人でやっていたら終わっていなかったなあ。いろいろな方と協力しあってやっと実現できたんです。実際にお客様のところで動いたときは感動を通り越したものがありました。やっと動いたという安堵感も大きかったです。新しいことをやることは大変だけれど、その分、成長していると感じます。学んだことは多かったので今後の仕事で活用していきたいです」
「今までの環境とは全く違うものだったので、とにかくトライアンドエラーの繰り返しでした。環境面にしてもオンプレミスな環境ではなく、Azure上にDockerを使ってコンテナでの基盤構築を行ったり、プログラムでもAzure上のストレージにアクセスするためのAPIであったり、SSOの仕組みであったりして、どういった方法なら使えるようになるのか、やることなすこと全てが初めての挑戦でした」
「Agile開発やマイクロサービスアーキテクチャ・SaaSの活用等を検討する場合にはGeneXusのCI/CD環境構築の経験は大きく役に立ちましたね。GeneXusの次のバージョンは、Azure DevOpsのPipeline Serviceでの運用も可能となりますので、活用範囲が大きくなると期待できますよ」
―DevOps にチャレンジしませんか
さて、企業の皆様、DevOps方式で業務システム開発と運用をやってみませんか。
まずは小さな業務範囲での適用をお勧めします。
ウイングもローコード開発で応援しますよ。