新潟県の中小企業DX最前線でウイング会長が講演
ウイングは新潟県内企業のDX推進を支援しています。 今年も県内のDX取り組み企業の経営者を取材し、動画を公開しています。
活動の中で、取材先企業から、新潟県内を活性化するために、DX促進の活動をしていきましょう!と応援をいただき、「ニイガタDX推進コミュニティ」を設立しました。
その活動の一環として、10月13日、にいがたBizEXPO2022にて、ウイング樋山が講演とパネルディスカッションのコーディネータを務めるイベントがありました。
私は今年の新入社員ですが、会社のトップが何を考えているのか? 新潟県の企業がどんなことをしているのか?を聴きたく、上司の了解を得て会場に向かいました。
― 講演「新潟県のDX推進を考える」の要旨
① 世界の国の競争力年鑑によると、日本の総合順位は1990年頃には4年間一位だった。しかし、2020年は34位まで下がっていて、今後、さらに下がるであろう。
② アメリカの労働生産性を100とすると日本の製造業は70%弱、サービス産業全体では50%以下しかない。顕著なのが情報通信で、アメリカに対して13.9%の労働生産性しかない。
③ 新潟の人口社会減が昨年度ワースト4位。毎年下位に低迷している。特に問題なのが20歳から24歳の大量転出。新潟に魅力ある企業が少ないということ?
④ 2018年の新設法人率、新潟県は全国最下位。新潟には起業する独立する、新しくビジネスを創る環境がないのか、モチベーションがないのか。県内経済の活力低下の懸念。
⑤ ソフトウェア投資が全国平均38%と比べ新潟県は14%。新潟県の企業はアナログ(人海戦術)でやろうとしている企業が多い?
⑥ 保守運用の費用(過去の技術や仕組みで構築しているシステムを使い続ける)の割合が全国平均18%に対して新潟県は41%。新潟県人は、「変わる」「変革する」ことが苦手?
このままだと、新潟はどうなるの?
新潟は生まれ育った土地だし、愛着があるし、友人やお世話になった人もいるし、と心配になりましたが、次のパネルディスカッションで未来が明るく思えてきました。
― 新潟を前向きに変革しよう! 新潟の未来のため 子供や孫たちのため
パネルディスカッションは4名、ユーザー企業2社ベンダー企業2社の方がパネリストで登壇されました。
パネリストの企業紹介とDX取り組みや支援の紹介があり、企業の業績や社員の働き方がどのように変わったか、DXを進めるときに社員の抵抗などがあってもこのように乗り越えたなどのお話しもされ、皆さん頑張っているんだなあと感じました。 皆さんDXに取り組み、変革されてよい方向に向かっているせいか、お話しされる表情や声も明るいですね。
そして、新潟県内の企業がDXに取り組む支援をするために、ニイガタDX推進コミュニティを進化させ「Good Transformation」(GX)という活動をしていくと、樋山会長から発表がありました。
新潟のDX推進コミュニティ GX(Good Transformation)
最後に、パネリストから、
「新潟を、デジタルを通じてみんなで革命を。新潟をもっと「GOOD」に。」
と、熱いメッセージが発せられ、気分も元気になってきました。
― 社外に出て 見聞して 視野を広げよう
ウイングはIT企業で、私も周囲から必要とされるエンジニアを目指しています。
しかし、オフィス内のITの業務も重要ですが、時々、社外に出て他社の人の話を聴くなどして、社会や企業の出来事や課題に触れることが重要だと思いました。 今回は良い機会をいただきました。
聴講したウイング社員そして来春入社の内定学生からも感想が届いています。
「今回の講演・パネルディスカッションを通して特に印象に残ったのは、DX推進に取り組む際には『導入』の部分に最もパワーがかかるという事です。そして、それに対するアプローチの仕方を様々な視点から知ることができたので、とても勉強になりました。」
「講演では新潟県内のIT投資への消極さに危機感を覚え、取り組まなければいけないと改めて実感しました。パネルディスカッションではDX化の成功事例を多く聞けたので、もっと様々な事例を知りたいと思いました。」
ウイングは多くの企業にDXを支援しようとサービスをつくり、導入をお手伝いしています。社会や企業をより良く変えていきたいという想いをお持ちの皆さん、ちょっと覗いてみませんか。