第2回ウイング大学 プロジェクト実施計画の立案方法を学びました
9月29日に第2回となるウイング大学「計画がメンバーを導く(プロジェクト実施計画の立て方)」というテーマで、ウイング執行役員 プロジェクト推進室の高橋一哉さんに講義いただきました。
ウイング大学は社員全員が受講参加できる自己成長を促進する場です。
―講師から講義の紹介文
「計画通りにいかないのがプロジェクト。
しかし、プロジェクトを成功させるには計画を立案する事が必須です。
世の中には様々プロジェクト管理手法が定義されていますが、ウイングにもマネジメントプロセスというものがあります。
マネジメントプロセスは16年前に作られたもので、内容は非常に多岐にわたるものですが、今回はプロジェクト実施計画書に焦点を当てて、実施計画書作成のコツと要員計画の立て方について解説します。」
将来、PL、PMを目指すエンジニアにとって非常に興味あるテーマですね。
―プロジェクト実施計画書とは??
プロジェクト実施計画書の作成の目的は以下の4点があげられます。
①プロジェクトメンバー間での情報共有
②原価計算
③収支の把握
④引継ぎ用の資料
このプロジェクト実施計画書を見ることにより、このプロジェクトはどういう内容で、どういうお客様に対して、どういう開発体制でやっているか。スケジュール・原価・収支はどういう予定かということが解ります。
また、開発が終わりシステム運用中、お客様からのシステム改修依頼が発生した際に当時の開発エンジニアが対応できない時には、どういう目的、機能があったのかを他のエンジニアが把握するためにも活用できます。
(プロジェクト実施計画書 概要)
―リスク診断をしよう!
プロジェクト計画の立案時に、以下の条件に該当したらリスク診断をするルールとなっています。
①システム開発規模が50人月超であること
②初めてのお客様の取引であること
(初めての取引先だと、お客様側の体制や特性、文化がわからないため)
③開発プロジェクトの情報が少ないもしくは曖昧であるとき
④実現不明な技術要件であるとき
(商談リスクのチェックシート 一部)
リスク診断を行いプロジェクトを成功に導くこともウイングの組織学習から発生しています。
―スケジュールと要員計画
プロジェクト計画で重要なスケジュールと要員計画を立案するためのポイントとして
・計画段階であまり細かいスケールは立てないようにする
・スケジュールに合わせた要員計画を策定する
・要員の月稼働が1人月に満たない計画にはしない
をあげています。
(スケジュール計画)
(要員計画)
―最後に
今回の講義を聞いて、計画をしっかりと立てて、実施することがプロジェクトの成功につながっていることが解りました。
やはり、何事も計画を立てて、実行することが大事ですね。
次回のウイング大学はウイングの顧問税理法人の先生に講師としてご登壇いただきます。
テーマは、「経営の成績表(生産性収益表・財務諸表の見方)」です。
売上、営業利益は解るが、製造原価や粗利、販売費・一般管理費とは?
という初歩的なことから、財務諸表の見方、財務諸表から会社の健全性をどのように評価するかという専門的な内容を講義していただきます!
次回のウイング大学も楽しみですね!!
ウイングは社員が成長する機会を創って、個人の成長目標を計画立てて実施していくことを支援しています。
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